変形地に建てる家with泉北ホーム

2020年10月着工予定。変形地をめいっぱい使ってどこまで頑張れるか、細々とやっていきたいと思います。

快適な家を目指して① 間取り③


この記事は下記2つの記事の続きです。
よろしければ先にご覧ください。




こんにちは。ソラリスです。


「エアコン1台で全館空調」のポイントに沿って、間取りを続けて解説していきたいと思います。


  • 南面以外の窓については極力無くす、又は小さく高くする。 → 前回
  • 南面の窓についても、冬場に日が当たらなさそうな窓は、南面以外の窓と同様にする。 → 前回
  • 階段スペースを家の中央付近に設置することで、エアコンから遠い距離にある部屋を極力なくす。
  • トイレ、お風呂、ウォークインクローゼットについては原則窓を設置しない。
  • 2階エアコンの設置位置は、階段ホールとして、1階と2階両方に冷気を落とせる配置とする。
  • 1階エアコンの設置位置は、ソファなどを向けて設置せず、冷えやすい玄関に向けた配置とする。
  • 窓の日射遮蔽を考慮する。
  • 空調された空気を取り入れるため、基本的に全てのドアをオープンした状態で暮らす予定。そのため、開放のまま置いておきやすく、半開き等調整のし易い引き戸を極力使用する。
  • 階段スペースと共用で吹き抜けスペースを設けて、より階間の空気を動きやすくする。


階段スペースを家の中央付近に設置することで、エアコンから遠い距離にある部屋を極力なくす。


前回1階だけで文章を書きすぎたので、2階を公開していませんでした。2階はこんな感じです。




1階はまだ自信がある方なんですが、2階は1階を最優先にして考えているため、いろいろと納得がいっていないところがあります。そのあたりは追って書くとして、
温熱環境に関するところを書いていきます。
営業図面承諾時点の図面なので、窓の配置・大きさ・形状はかなり適当です。窓については設計打ち合わせに入ってからまとめて書きたいと思いますが、
南側の窓は日射遮蔽ができる範囲でできるだけ大きく、それ以外の窓はできるだけ小さくといった考えは同じで設計する予定です。


そして、階段スペースを、家の中心にしました。
1階と2階のエアコンの位置は、以下の青黄線で囲ったところを計画しています。



階段スペースの近くが自動的にエアコンの設置位置になりますので、
階段スペースを中心に持ってきて、エアコンから離れすぎている場所を無くすように心がけました。
ちょっと心配しているのは、2階エアコンの下が階段になっているので、
フィルター掃除などのメンテナンスが若干難しくなってしまう点です。
本来であれば、ここを踊り場にすればいいんですが、1階側の段数が1つ増えてしまうので、とりあえず2段回りとしています。
また、1階ではなく2階側に1段追加できれば最高なんですが、テレビ右横の壁は2階天井までまっすぐ上がっていないとダメなようです。
一応、足の長さを変えられる脚立が売ってますので、それを使用すればこの形状でもメンテナンスはできると判断しています。



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また、構造に詳しい方はピンとこられたかもしれませんが、1階のリビング部分の壁ー壁が5マスありますので、構造としては良くないようです。これを回避するために、2階床の材料が2×10から2×12になったり、一部垂れ壁が発生するようです。
悪い構造にすることはあまり気が進まないのですが、泉北ホームさんは許容応力度計算で耐震等級3を取ってもらえるので、それを信じたいと思っています。


トイレ、お風呂、ウォークインクローゼットについては原則窓を設置しない。


設置していません。収納は匂いが篭ったりする可能性があるんでしょうかね?基本的にWICには建具を使わず常時オープンを想定しているので、大丈夫だと信じたいです(^^)


2階エアコンの設置位置は、階段ホールとして、1階と2階両方に冷気を落とせる配置とする。



冷気は下に降りるので、すべての冷気を1階に落としてしまうと2階が暑くなります。この位置であれば、少しルーバーを弄れば廊下方向と吹き抜けを通して1階方向と別れて冷気が進んでくれそうです。



1階エアコンの設置位置は、ソファなどを向けて設置せず、冷えやすい玄関に向けた配置とする。



玄関は玄関ドア自体の断熱性能が比較的低いことと、開け閉めが必ず発生するため冷えやすい空間です。これをそのままにしておくとコールドドラフトとなってリビングを冷やしてしまうので、玄関に向けて暖房を送り込むことで、コールドドラフトを打ち消して部屋の暖かさを均一にする計画です。


窓の日射遮蔽を考慮する。

南側の窓については、屋根の軒をできるだけ出して夏の窓に日射が当たらないようにします。屋根の軒の長さと、窓の高さの比は、(軒の長さ):(軒の先端の高さから窓の下辺の高さの差)=0.3:1 が適切とのことです。長すぎると冬に日射を取り込みたいときに遮蔽してしまいますし、短すぎると暑い時期に日射を取り込んでしまいます。



プロもこれ見てはじめて理解する冬至、夏至、春分、秋分の3D動画


(10:45くらい~庇の長さの解説です。ですが、この動画は是非最初から見ることをお勧めします)


私の家の計画では、南側を敷地境界線から民法上ギリギリの500mmしかあけない予定なので、庇は作れても500mmです。
そのため、2階の窓の高さは最大でも1000mmくらいになるのではと考えています。
この辺りは設計担当者さんと詳細を詰めたいと思います。



引き戸を使用する。


間取りを見ていただいた通り、開き戸は2階トイレにしかありません。


全館を空調するために、基本的にドアを開きっぱなしで使用しますので、引き戸の方が邪魔にならないと思います。
加えて、2階居室では引き戸の開き具合で空調の入り具合が調整できるのではと考えています。微妙な調整も引き戸であればやりやすいです。


引き戸のデメリットは、引き込み部分に耐力壁を作れないので、構造が弱くなってしまうところです。
ここも、泉北ホームさんの許容応力度計算を信じたいと思います(^^)


今のところ、リビング→洗面所の引き戸は、アウトセットになる可能性があるようです。


温熱と関係ない部分ですが、アウトセット引き戸はそこで床材が切り替わる場合、閉めた時に部屋の向こう側の床材料が見えてしまいますので注意が必要です。


泉北ホームブロガーさんの「とうこちゃん」さんが記載されています。



階段スペースと共用で吹き抜けスペースを設けて、より階間の空気を動きやすくする。


2階から見ると、4.5畳程度の吹き抜けとなります。


2階窓からの採光、空調に役にたってもらうことはもちろんですが、小上がり和室の天井高が低いので、そこからの高さ差でリビングが広く見えたらいいなぁ


吹き抜け君の活躍に期待しています(^O^)


以前いただいたパースを紹介します。リビング周りの空間はこんな感じになります。



本当にパースって見てて楽しいですよね。高い買い物ですので、目いっぱい楽しんでやりたいと思います(^O^)



温熱環境の間取りに関しては以上になります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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