快適な家を目指して① 間取り①
こんにちは、ソラリスです。
ブログ村の方に高気密高断熱住宅のジャンルとしても登録していることもあり、
そろそろこれに触れなくてはいけないと思います。
そもそも高気密高断熱住宅にして何をしたいのか?
→家のどこにいても快適な温湿度の空間で過ごしたい。
各部屋にエアコンを置く方法は、エアコンの更新費用もかさみますし、
低温や高温を吹き出すエアコンが狭い空間の中にあると、かえって不快ですし、
冷房病などの恐れもあります。
それを解決するためには、
「全館空調」
や
「小屋裏、床下、階間エアコン」
を使うなどして、空調された空気を各部屋に配る方法が一番確実ですが、
泉北ホームさんではあまりこのような空調の施工実績は持たれていないこともあり、
無理に施工をお願いしても、失敗する可能性が高いと判断しました。
そのため、間取りを工夫した上で2階階段ホール(冷房用)と1階リビング(暖房用)に設置されたエアコン1台で家全体を空調することを計画しています。
そのため、そのような方式を考えられているWEBサイトで勉強させていただきながら、間取りを考えていきました。
これに関しては様々な媒体でたくさん勉強しましたが、
私が一番勉強させていただいたのが、一条工務店の有名施主である「フエッピー」さんのサイトです。
私がこの方を知ったのは、ハウスメーカーを検討していた時に訪れた一条工務店で紹介していただいたことが始まりで、
以後このサイトから大変多くのことを学ばせていただきました。
一条工務店は、言わずと知れた高気密高断熱住宅のトップ中のトップを走られているハウスメーカーで、
フエッピーさんの記事も全て一条工務店の施主向けに書かれています。
泉北ホームも高気密高断熱住宅について意欲の高いハウスメーカーではありますが、
特に断熱性能においては、一条工務店と泉北ホームでは大きな差がありますので、
全く同じように行っても失敗する可能性があることは、注意(覚悟)しておく必要があります。
恐らく、泉北ホームでも「エアコン1台で全館空調」の成功事例はいくつもあると思いますが、
あれだけの年間受注棟数を誇る会社ですし、個室への設置を想定した小型エアコンを標準装備で提供していることもあるため、
会社の基本的な考えは各部屋へのエアコン設置だと思います。(これは私の想像です)
そのため、「エアコン1台で全館空調」についても、成功するかはわかりませんし、
失敗したときも施主の責任ですから、そのときのリカバリーも考えながら設計をしなくてはなりません。
さて、前置きが長くなりましたがエアコン1台で全館空調を行うにあたって間取りに求めたことを、箇条書きで記載します。
- 南面以外の窓については極力無くす、又は小さく高くする。
- 南面の窓についても、冬場に日が当たらなさそうな窓は、南面以外の窓と同様にする。
- 階段スペースを家の中央付近に設置することで、エアコンから遠い距離にある部屋を極力なくす。
- トイレ、お風呂、ウォークインクローゼットについては原則窓を設置しない。
- 2階エアコンの設置位置は、階段ホールとして、1階と2階両方に冷気を落とせる配置とする。
- 1階エアコンの設置位置は、ソファなどを向けて設置せず、冷えやすい玄関に向けた配置とする。
- 窓の日射遮蔽を考慮する。
すみません。偉そうに記載しましたが、これは全てフエッピーさんの記事からの受け売りですので、それぞれの意味合いなどはサイトの方をご覧ください。
それに加えて、自ら工夫した点で言いますと、
- 空調された空気を取り入れるため、基本的に全てのドアをオープンした状態で暮らす予定。そのため、開放のまま置いておきやすく、半開き等調整のし易い引き戸を極力使用する。
- 階段スペースと共用で吹き抜けスペースを設けて、より階間の空気を動きやすくする。
2点目の吹き抜けについては、高気密高断熱住宅界隈で必須と言われているわけではなく、コールドドラフトを感じやすくなったり、音が響きやすかったりするなど、デメリットも大きいようです。
参考に、高気密高断熱住宅を設計されている松尾先生が吹き抜けについて言及されているYoutube動画を貼り付けておきます。
吹抜けにまつわるウソホント
(余談ですが松尾先生がYoutubeに参入してきたときのこの界隈のざわつきっぷりは本当に横で見ていて面白かったです。界隈がニッチすぎて誰も共感してくれないので、ここに書けてよかったです(^O^))
今回、私の購入した土地は南側に隣家がある敷地となっており、1階からの採光は望めませんでした。
そのため、2階からの採光を1階に落とし込む目的として、吹き抜けを採用しましたので、それを空調にも有効利用できればと考えています。
次回はいよいよ間取りを公開して、上記に沿って考えた間取りについて説明していきたいと考えています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。