変形地に建てる家with泉北ホーム

2020年10月着工予定。変形地をめいっぱい使ってどこまで頑張れるか、細々とやっていきたいと思います。

間取りのコンセプトと1階に必要な広さ②「1階畳スペース」

こんにちは。ソラリスです。


今回は1階の畳スペースについて書いていきたいと思います。


LDK、水回りはどのご家庭にもあると思いますが、
1階のウォークインクローゼット、1階の畳スペースについては、
ある家が半分かそれ以下でしょうか?


面積上入れられなかった・・・


そもそも必要ない・・・


と考えられた方、


LDKスペースを優先された


方など、様々なお考えがあると思います。


1階のウォークインクローゼットについては、前回記事の「1階完結型の間取り」として
必須だと考えていましたので、1階の必要面積に算入しました。


1階畳スペースは、前回ご紹介した「グッシン」さんの中では、


歳をとると、2階には上がらなくなります。子供がいるうちは2階に部屋が必要ですが、子供が家を出ていったあとは、夫婦2人ですからね。2階は、ただの収納スペースになってしまいます。


なので、1階だけで夫婦2人が暮らせるような間取りを意識しましょう。目いっぱい1階を充実させて、足りない部分を2階に持っていく。基本は1階、主役は1階と言う意識を強く持つことが大切です。




と紹介されています。私は老いてからも住み続けられるような家にしたい思いがありましたので、1階に寝られることを想定する部屋を設計することにしました。
ですが、数十年後だけのためにスペースを確保して、残りは物置にするのはもったいないので、家を建ててからすぐ大活躍できる空間にする必要があると考えました。


ではここからは、

  • 「何故畳なのか?」
  • 「何故小上がりなのか?」
  • 「必要な面積は?」
  • 「高さは?」
  • 「間取りのどこに持ってくるのか?」
  • 「デメリットは何か?」

について、自分の中で自問自答した内容について、書いてみたいと思います。



根本的な考え方、用途


繰り返しになりますが、私の家のコンセプトは「1階の利用価値を最大化」です。
そのため、以下に記載されているのは、与えられた空間をいかに無駄なく利用していくかを念頭に置いて考えた結果になっています。
その中で、小上がりの畳コーナーは非常に多用途に使える空間だと思います。私が畳コーナーに求めている役割は以下の通りです。

〇建築当初~子どもが自分の部屋を持つまで

  • リビングの延長(つながる)空間
  • スタディーコーナー
  • 昼寝スペース
  • 子供の遊びスペース
  • 洗濯ものをたたむ
  • リビングのテレビ争いに負けた人の場所!!

〇子どもが自分の部屋を持つ~独り立ち

上記に加えて、

  • 親戚、知人、友人などの宿泊スペース

〇子どもの独り立ち~

  • 自分たちが寝られる部屋として
  • 子どもの家族が泊まれるスペースとして


これらの用途を踏まえた上で、畳スペースに求める要件をまとめていきました。



なぜ畳なのか?


洋室であれば、何か重たい家具や、将来的にベッドを置くこともできますし、
畳のように使いたければ、ゴザを敷いたり、カーペットを敷いたりできますので、
汎用性は畳より高いのではないかと考えています。


ではなぜ畳なのかというと、実はあまりしっかりとした理由はありません(^^ゞ


ただ、家の面積的にあまり広いスペースは取れないことがわかっていたため、家具を置くことは考えられませんし、
将来的にベッドを置くこともあまり考えられませんでした。


あとは、後述する小上がりにした場合、小上がりの洋室はあまり聞いたことが無く、小上がりの和室が一般的だと思ったこと、


泉北ホームさんでは耐久性の高い和紙の琉球畳が標準で選べて洋室を選ぶと勿体ないこと(^^ゞ


和室の温かみについて良いなと思ったことなど、感情的な部分が多いですが、そんな感じで選びました。


なぜ小上がりなのか?

実は、リビングなどの床から段差無く続きになっている畳スペース(以降、「小上がり」に対して、「床続き」と呼びます。)も、これはこれで有用と考えています。


やはり少しでも段差があった場合は、移動が若干億劫ですよね。


では、なぜ小上がりなのか?というと、これは「空間を無駄なく利用していく」というところを第一と考え、判断しています。いくつか理由がありますので、理由を分けて説明したいと思います。


①小上がりは、腰を掛けられる。

リビング床から400mm程度上げれば、腰を掛けることができます。間取り上そこに座る機会が多いような場所に和室を配置することができれば、
和室の役割+椅子の役割を兼ねたスペースとなります。


②小上がりに寝ころんだときに、リビングのテレビが見やすい。

これも配置次第になりますが、小上がりからリビングのテレビが見られる配置である場合、要はソファに寝転んだのと同じような高さから見ることになりますので、床続きと比べ、テレビが見やすく、よりリビングと一体として使用することができるようになると思います。


③下のスペースを収納として使用できる。

よくある手だと思いますが、下のスペースを引き出し収納として、使用できます。




引用元:「泉北ホーム」公式HP
https://www.senbokuhome.co.jp/files/Photo/1747/image/1103vtgcuv75s.png


これは、私の1階の価値を最大化する考えにとって大きいメリットになります。2階に置かざるを得なかったものを、床面積を増やさずに1階に持ってこれるためですね。


デメリットとしては、収納にするためにはある程度高い小上がり(最低350mm~450mmくらい)にしないと収納が設けられないことです。
ですが①、②で説明した通り、どちらにせよ椅子の座面と同じ高さの小上がりを計画していたので、あとはオプション費用と相談して、決定しました。


④スタディースペースの節約になる

小上がりの和室の奥側に、カウンターと掘りごたつスペースを設けることで、スタディースペースを作る計画です。




引用元:猫の手も借りたいブログ さん
https://chaffflare.jp/archives/118/


1階のスタディースペースを設ける場合、面積に余裕があれば椅子とカウンターを設置すればよいですが、椅子を設置するためには、少なくとも1マス(910mm)の奥行きが追加で必要になります。
この椅子部分を和室スペースと併用する形になりますので、面積の節約になり、他のスペースに回すことができるようになります。


⑤寝たときの清潔感

これは感情的なものですが、そこに布団を敷いて寝ることを想定すると、床続きの場合、横を向くとリビングの床があることになります。


その床面と同じ高さに頭があるというものは、あまり気持ちのいいものではないのではないか?と考えています。
ちゃんと掃除していれば問題ないでしょうが、それに関しては自信がないと自信を持って言えます・・・(;^_^A


小上がりにせずとも、ちゃんとした建具で間仕切られるようにしておけば、床続きでも気持ちよく寝られると思います。


私は、リビングと一体のスペースとして使いたい思いが強いので、今回は建具は使用せず、カーテンくらいでの仕切りでどうかな?と考えています。
ですので、寝た時のことを考えると、この部分は気になりました。


必要な面積は?


広ければ広い方がいい・・・と言いたい気持ちはありますが、現実問題としてそういうわけにはいかないですよね。
最低限度の広さは確保しておきたいです。


では最低限度の広さって一体何なんでしょうか。


用途と照らし合わせて考えてみると、一番面積を使う用途は、「そこで寝る」ということだと思います
これについては、前回記事に紹介させていただきましたURLを参考にしました。


和室、畳コーナーの広さはどれくらい必要?2畳から8畳まで比べてみました


ここから、「3畳+板間(幅0.5マス)」が最低限度の面積と結論付けました。
このスペースであれば、布団を2つ敷くことができます。
親、兄弟夫婦+子供が泊まりに来た時や、将来的には自分たち二人が寝られるスペースとして使うことができます。


注意点としては、この広さの場合布団を敷くと他のものは何も置けないので、
そこで寝る頻度が高ければ高いほど、4.5畳や6畳等余裕をもった面積を確保する必要があると思います。


高さは?


前述しましたが、座る用途及び収納を作ることを想定すると400mmに近い高さにする必要があります。
ちょっとこの辺は設計さんと相談したいと考えていますが、400~450mmくらいかなと考えています。


間取りのどこに持ってくるか?


実はこれが一番大事なのではないかと考えています。できるだけ用途を最大化するためには、リビング(ソファ)の横に持ってくる形が一番良いと考えました。


※自作画像


上述の①と②をするためには、リビングの横に配置する必要があります。そうすればテレビ側に和室の縁台が面することになりますので、
効率よく空間を使うことができると思います。



考えとしては以上になります。この考えが正しいかどうかは実際に住んでみないとわかりませんが、
様々な情報を自分なりに解釈した結果、このような考えに至りました。


小上がり和室は、オプションとして30万円~40万円かかる場合が多いと思います。
(泉北ホームさんも、これくらいのオプション価格設定です)


決して安いオプションではないですが、価格を含めたデメリットよりメリットの方が大きいと判断しています。


本日は以上です。ありがとうございました。

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